一翻訳者が利用中のサブスクリプションやオンライン辞書

家庭の事情で仕事の量を減らし始めた2020年夏頃から中途半端に時間が出来てしまったおかげでサブスクリプションをいくつか試してみている。記録のためにブログに書いておくことにする。

研究者オンライン・ディクショナリー(KOD)

研究者オンライン・ディクショナリー(KOD)の個人アドバンスト会員1 年契約(12,100 円 (11,000 円+税))を試してみている。

個人アドバンスト会員だと、個人スタンダード会員(1 年で 6,050 円 (5,500 円+税))が利用できる下記の辞書

 リーダーズ英和辞典(第 3 版)
 リーダーズ・プラス
 新英和大辞典(第 6 版)
 新和英大辞典(第 5 版)
 新英和中辞典(第 7 版)
 新和英中辞典(第 5 版)
 ルミナス英和辞典(第 2 版)
 ルミナス和英辞典(第 2 版)
 カタカナで引くスペリング辞典(インターネット版)

に個人アドバンスト会員の特典として以下の辞書が利用できる。

 新編英和活用大辞典
 医学英和辞典(第 2 版)
 理化学英和辞典
 英和コンピューター用語辞典(インターネット版)
 研究社ビジネス英和辞典
 総合ビジネス英語文例事典
 日本語表現活用辞典
 類義語使い分け辞典

その他に個別で利用料金が必要となる下記の追加オプション辞書も追加可能だ。個人的には下記の中では英米法律語辞典に興味があったが、今回は追加オプション辞書はつけずに試してみることにした。

 Oxford Advanced Learner’s Dictionary 7th edition (Oxford University Press)
 羅和辞典 <改訂版>
 英米法律語辞典
 新カトリック大事典
 露和辞典・和露辞典

実際に使ってみての感想。今のところ、あまり活用しきれていない。和訳を仕事にしている人には良いかもしれないが、特に技術翻訳の英訳を仕事にしている人にはあまり利用価値がないかもしれない。使用可能な辞書リストに唯一含まれていた国語辞典である「スーパー大辞林」が2020年10月から使用不可になってしまったのも痛い。

仕事には今のところあまり使えていないとはいえ、通訳の勉強を最近始めたためにKODの利用価値が少し出てきたのでホッとしている。

あと、一定時間利用していないとログアウトされてしまい、再度ログインをしなくてはならないというのが非常に使いづらい。見たいときに辞書がパッと見られないことはストレスになる。

とりあえず、今のところ来年契約更新することはないかもしれない、と思っている。

KindleUnlimited

Kindleunlimitedは以前から気になっていたのだが、下記のツイートに記載の前から読みたかった本である、関根マイクさんの「同時通訳者のここだけの話」

がセールになっている、という情報をツイッターで知り、1か月無料体験に申し込んだことがある。

Kindleunlimitedでは月額980円で読み放題の対象となっている本などを読むことができるので、読みたい本が読み放題の対象となったときに契約するとかなりお得のように思う。

本によってはフォントの大きさを変更できるので、スマホで読むのもそんなに辛くなく、移動中の読書も可能である。そうでないと各頁をいちいち拡大してスクロールしてちまちまと読み終えたら表示サイズを元に戻して次の頁に移動、という辛い作業が「老眼+スマホ」という組み合わせでの読書には必要となる。

読みたい本がたまたまkindleunlimitedの読み放題の対象となっていて、かつ、それがフォントを変えられるタイプの本である場合のみ、1か月だけ単発で契約する、という使い方をしていくのが良さそう、と今のところは考えている。

なお、デスクトップPCで読書をする時間が取れるのであればフォントの大きさが変えられなくても別に良いかもしれない。

Kindle本を読むために利用するKindleアプリに『大辞泉』や『プログレッシブ英和中辞典』を無料で搭載可能かつGoogleやウィキペディアでの検索も可能であることも魅力の一つである。気になる文に気軽にハイライト機能で線を引いて後で読み返せるのも便利。これらはいずれも英語学習などの学習にはもってこいの機能だ。

オンライン辞書

私が今のところ特許翻訳(和英)の仕事で一番よく使っているのは下記の無料のオンライン英英辞典である。

(1)https://www.merriam-webster.com/

(2)https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/

(1)は米国特許実務に必須の辞書と思っている。Recent Examples on the Webという最近のオンラインニュースからの例文も豊富に載っており(現在ならCOVID-19関連の例文も多く)報道関連の翻訳をする方にも役立ちそうだ。

(2)はイギリス英語ではどうなのかを確認したいときや、名詞が可算名詞なのかどうかを調べたいときなどに活用している。もちろん欧州特許実務にも参考になるはずだ。

特許出願明細書の訳文(英文)チェックに使うツール

英文の最終チェック段階ではR&C IP WORKSのFUGOというチェックツールを使用している。1日1回までなら無料で使えるFree版を使用していたこともあったが、納品期限日に操作を間違えて2回目の使用が必要だったときに困ったことがあったので、今ではProfessional版 (6,000円/年 (税別))を利用している。私は英文の符号の整合性をチェックするためのみに使っているが、日本語明細書の符号ミス、誤字脱字、請求項の記載ミス、サポート要件、などもチェック可能である。1年契約にすれば月500円程度で符号に関する誤記を減らせるので有難い。

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