ザリガニ飼育方法

子どもがザリガニを捕まえてきたけれど、ちゃんと飼育し続けられるかわからないし場所もないからあまり本格的な飼育セットは買えない・・・ということで、まずは手軽に100円ショップで買える範囲内で飼育しようとする方もいると思います。そんなまるで我が家みたいなご家庭でもザリガニを長生きさせる方法について書きます。

ザリガニ飼育のポイントは隔離と水中酸素濃度維持にあり

ザリガニ飼育で最も重要なことは、水をこまめに交換してやること、だと思います。水が汚れて酸欠になると死んでしまいます。うちでは酸素ポンプを使わずに飼育箱にカルキが抜けた水と砂利と石を入れただけの環境で飼育しています。水の交換をさぼらなければ長生きすると思います。

うちでは子ども用に買っている2リットル入りのミネラルウォーターの空きペットボトルに非常用の水道水を入れたものを複数保管しているので、それらの古い方からザリガニ飼育用の水として使っていくようにしています。

ザリガニが横向きに眠っているように見えるときがあります。近づいても起きないときは本当に眠っているときだそうですが、起きているのに横向きに寝ているときは酸欠気味のときの可能性が高いです。水中の酸素が足りないから横向きになって酸素濃度の高い水表面にエラを向けて必死で呼吸しているということらしいです(寝るときはこれが標準)。このようなときや、水が臭うようなら必ず水を交換したほうが良いでしょう。

餌のやりすぎで餌があまると水質がすぐに悪くなるので、餌のやり過ぎにも注意が必要です。

あと、水を入れ過ぎると、この非常時&就寝時の横向き呼吸が出来なくなるので、横向き呼吸ができる高さに水位を保つことも重要です。

次に(?)重要なのは、というか、五体満足で育てたい&共食いを避けたい場合は、1匹ずつ隔離して飼うことです。増やしたい場合は、これらのリスクを承知でメスとオスとを所定期間同じ飼育箱で飼うことになるわけですが。

3年ぐらい前に公園(ザリガニ釣り&持ち帰りは自由な場所)で釣ってきたザリガニ3匹のうち2匹は死んでしまいましたが1匹は大きく育ち今も健在です。死んだ2匹のうちの1匹(3センチぐらいの小さい子ザリガニ)は最初3匹一緒に飼育していた時に残りの2匹(子ザリガニよりは大きいがまだ若い小さ目のザリガニ達)のうちのいずれかまたは両方が共食いしてしまいました・・・(懺悔)。もう1匹は現在も生きているザリガニ同様に大きく育ったのですが、3年たったところで死んでしまいました。飼育されているザリガニの寿命は3~5年らしいので、一応天寿を全うしたのかもしれません。

餌は市販のザリガニ用の餌のみ。以前はペットショップで買ったアナカリスという水草も入れてやっていましたが、農薬で死んでしまうことがあるという情報も聞いて、最近では省略しています。アナカリスもベランダなど日の当たるところで水に入れて放置しておけば勝手にどんどん増えるそうなのですが、ボウフラがわいたら困るので、なかなかそこまではできておりません。ペットショップの人いわく、動物性の餌(市販の餌)だけでなく、水草(人間でいう野菜?)も与えた方が栄養バランス的には良いそうです。

ザリガニ飼育で驚いたこと

最初の1匹が食べられた後に残った2匹がメスとオスだったらメスが卵を産むかもしれないし、ということもあって、2匹を引き続き同じ飼育箱に入れていたことがありました。そうしたら、荒っぽい性格のザリガニA(アタックのAね)が穏やかなザリガニD(ディフェンスのDね)を攻撃してハサミの片方を切断してしまったんです。あちゃ~。すぐさま互いから隔離して、それ以来、別々の飼育箱で飼育していたのですが、ある日ザリガニDが脱皮すると小さな新しいハサミが生えてきているではないですか!その凄い再生能力にビックリ。そして脱皮を繰り返すうちに元のハサミとほぼ変わらないぐらいの大きさまで回復してしまったのです。この復活までに何か月かはかかりましたが、ザリガニDがまだ若く数か月に1回のハイペースで脱皮していた時期だったのでちゃんと再生できたのかもしれません。

残念ながらこのザリガニDが3年間の飼育を経て死んでしまったのですが。亡くなる数か月前からメダカのような白っぽいオレンジ色になり、大人なのに脱皮をするようになり、脱皮後も白っぽいままで心配はしていたのですが、白っぽくなってから2回目の脱皮の後に死んでしまいました。3年間もザリガニ2匹と暮らしてきたので1匹いなくなると寂しいですね・・・。

もう1つ驚いた、というか知らなかったのは、ザリガニは脱皮をすると、その抜け殻を自分で食べる、ということ。カルシウムを補給するためにも必須らしいです。脱皮前後は殻がやわらかくて無防備な状態なのでなるべく刺激を与えないこと、とか、抜け殻を食べ切るまでは餌を与えないこと、とか、そんなこともザリガニを飼育することで学びました。

さらにもう1つ驚いたのは、ザリガニの脚力(ハサミ力?)です。当時使っていた飼育箱は100円ショップで買える高さ10数センチぐらいの最小サイズの飼育箱だったのですが、ある日、餌をやった後の蓋の締め方がいいかげんだったらしく、脱走事件が起きてしまいました。夫が朝トイレに行ったらザリガニがトイレの個室内にいてビックリして大騒ぎに。無事につかまえて飼育箱に戻すことができましたが、水のニオイをかぎ分けてトイレから脱出しようとしたんですかね。ニモみたいですよね(笑)。その野生の勘に感嘆しました。そして、結構な高さを乗り越えてしまうものだな~と。今ではもう少し大きいサイズの飼育箱を使っていますが念のため餌をやった後はキッチリ蓋を閉めるようにしています。

息子の小学校のクラスでもザリガニを飼っているそうですが、担任の先生が飼育箱に蓋をせずにいたら、ザリガニが脱走してしまい、そのザリガニはいまだに行方不明だそうです。そのうちひからびたザリガニがどこかから出てくるのだとは思いますが・・・。それとも学校だとトイレも手洗い場もたくさんあるのでニモのように下水を通じて脱走に成功しているかもしれませんが?!同じ飼育箱に2匹以上入れていてハサミ無しザリガニが大発生など、他にも色々な失敗を経て大分数が減ってしまったそうですが、そのおかげで(?)卵から赤ちゃんがかえったこともあって、息子が「かわいいよ」と教えてくれたこともありました。息子が「かわいいよ」と言うのを聞いたのはこれが初めてだったのでなんだか嬉しかったです。

ザリガニ飼育を含め生き物を飼うことは学びでもある

飼われている生き物からしたらいい迷惑だとは思うのですが、ペットらしいペットを飼えなくても(地味な生き物であっても)生き物を飼っていると、色々な発見があり、面白いです。子どもはほとんど世話をしませんが(^^;)それでも命の大切さ、はかなさ、強さ、など色々なことを学んでいるのではないかな、と期待しています。

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