別記事「頸椎椎間板ヘルニアになった私が買った首のサポーター」などでも書いたように頸椎を傷めてしまいマウスを使うのも辛い時期があった。そのときに初めてエルゴノミクスマウスなるものを買ってみたところ期待以上にマウスでの作業が楽にはなったのだが、何やらマウス感度というか、マウスへのこだわりというものが強くなってしまい、その後さらに複数回買い替える羽目に・・・。最近ようやくマウス難民から抜け出せそうなので、その一連の買い替えについて本記事にまとめておくことにした。マウスの買い替えを検討中の方の参考に少しでもなれば嬉しい。
計6回のマウス買い替えを通じて学んだこと
一連のマウス買い替えを通して学んだのは以下のことである。
マウスはしばらくの間、使い込んでみないと実際の使い心地はわからないのでマウス購入は基本的にギャンブルである。
以前は店舗で実際に見て触って買うのが重要と思っていた。今では、店舗で良いなと思って買っても仕事などで長時間使ってみないとわからないことの方が多いような気がしている。
ネットで自分と似たような境遇にいる人の口コミを探して読んで選んだ方が当たる場合もあるかもしれない。そして、勿論口コミは参考にはなるが、人によって手に合う細かい角度や形は異なるので、結局トライアル&エラーでひたすら色々試して自分に合うものを探すしかない、というのが今のところの結論である。
最初に買ったサンワサプライのエルゴノミクスマウス
このときは自分で触って選ぶのが大事で失敗は許されぬ・・・という気持ちでマウスを展示してある店舗でマウス探しに挑んでいた・・・。
KensingtonやLogicoolの高価なマウスも触ってみてなかなか良さそうだったが、サンワサプライの数千円程度のものでも十分良さそうだったので、試してみることにした。サイズもMとLと2種類あるところが良い。高機能マウスは男性向けのサイズのものが多いからだ。
実際にこちらのMサイズのものを使ってみたところ、これまでに使っていたマウスより断然良く、手首の痛みも軽減したので、このマウスの形状は自分に合っているようだ。
このときBluetooth版を選んでしまったのだが、画面を切り換えたときやスリープから復旧したときなどの反応が鈍すぎてストレスを感じるようになり、もうBluetoothマウスは買わない、と決意し、またマウスを買い替えることになった。
なお、このマウスを買うときに同じ店舗で実際に触ってみて握り心地が良いなと思ったマウスの中で一番高価だったのがこちら↓。親指用ホイールというのが付いていて、なかなか使い易そうだったが、金属製のホイールだと使っているうちに手に金属臭が移りそうだし、金属アレルギー気味の自分には合わないかもしれない、と思ったので候補外となった。
下のリンク先にあるようなトラックボール付きのマウスも触ってみたが、握り心地が良いものがあまり無く、使いこなせる自信がなかったので見送った。
こういう大きめのトラックボールはどうだろう、とも思ったが、机の上で場所を取るのがなぁ、ということでこちらも見送った。実際には、マウスを動かす必要がないので普通のマウスよりも結局場所を取らないで済むらしいことも実際に使っている方からの話で理解することができたが、細かい作業をするときには普通のマウスの方がやはり使いやすいという情報も得たのでいまだに試せずにいる。
次に買ったELECOMの無線マウス
次に買ったのは以前から気になっていたELECOMのマウス。人気商品のようでどこのお店でも見かけるし、ツイッターでフォローしている翻訳者の方も使っていらっしゃると聞いて、実際に店舗でも触ってみて、Mサイズを選んで購入。もうBluetoothには懲りていたので無線型マウスを選択。
ところが、店舗で触ったときは良いなと思ったのだが、しばらく使ってみると、人差し指に痛みを感じるようになってしまい、残念ながらこのマウスは自分には合わないということが判明。既にサンワサプライの上記マウスで41度の角度に慣れてしまったからかもしれないが、マウスという物は本当にしばらく使ってみないとわからないものだな、と、このときに感じた。
幸い息子がこのマウスを気に入ってくれたので、今は息子が私のノートPCを使うときに使ってもらっている。
このマウスの最大の魅力はサイズが豊富に揃っていて、有線タイプも無線タイプもBluetoothタイプもあること。価格もお手頃だし自分の手に合えば最高の商品だと思う。
さらに次に買ったサンワサプライの大きめ無線エルゴノミクスマウス
次に買ったのはサンワサプライのエルゴノミクスマウスで最初に買った物よりもマウス表面の傾斜が大きいもの。サイズは大きめのものしかなかったので、どうかな、と心配しながらも実物を見ずにネットで買ってしまった。
だが、こちらはやはり私には大きすぎて握りにくく、傾斜角度も大きすぎるようで、手に負担がかかるのを感じたので使用をやめることに・・・。
ちょうど夫が同じ物を職場で使っており、自宅用にも一つ欲しいとのことだったので、夫に使ってもらえることになったので良かったのだが、また次のマウスを買うことになった。
さらにまたその次に買ったサンワサプライの無線エルゴノミクスマウス=最初のと同じ形のもの
次は、最初に買ったサンワサプライのエルゴノミクスマウスの無線マウス。やはり傾斜角度が大事なのだな、と思い、既に痛みも感じず慣れてしまっていた最初のマウスに戻ることにした。最初のマウスの問題はBluetooth型であることにより反応が鈍いことのみだったので。ただ、このマウスも完璧とはいかず、手が滑りやすい材質で出来ている点と、持ち上げるには少し重たい点とを改善してほしいと改めて思った。そして、これも結局、動かしてもクリックしても全く反応が無いときがあり、マウスで文書中のある範囲を選択しようとするときもうまくいかないことが増えてきたので、ウンザリしてまた次のマウスを探し始めてしまったのであった・・・。
「また買うの?」と夫にも息子に言われてもめげずに選んだのはロジクールのマラソンマウス M705m
今度は店舗で包装された状態の実物をパッケージの上から握って試して選んだ無線タイプのロジクールのマウス。キーボードもロジクールの無線タイプなので同じUnifyingレシーバーを共有できてマウスとキーボードの両方に対して1つのUSBポートしか使わないで済むのは有難い。マラソンマウスという名前は、電池が3年持つから付けられたらしい。それもそのはず。単3電池を2つも使うのである。だからマウスはかなり重たく感じる。握り心地は良く、反応も操作性も悪くないので、しばらくこのマウスを使っていたのだが、そのうちマウスの重量に手指が負担を感じるようになり、長時間使うと痛いと思うぐらいになってしまったので、とうとう次は高額マウスをダメもとで買ってみる決意をした。
これはもっと早く買えば良かったと思えたマウスはRollerMouse Pro3
ツイッターでフォローしている何人かの翻訳者さんが紹介しているのを見て気になっていたRollerMouse。前後左右に動かせる不思議なローラーバーでスクロール操作ができて、ホイールと、左クリックボタンと右クリックボタンとダブルクリックボタンと、コピーボタンとペーストボタンと、が付いている。
スクロール操作に慣れるまでには時間がかかるかもと思っていたが、意外に最初から使い易かった。ただ、使い始めて間もない今はマウスポインタの動きを完璧に制御し切っている感じはまだしない。
マウスによる手首への負担もない。角度によっては右手に疲れを感じることがあるのでRollerMouseとキーボードと手首を置く場所や高さ調整に工夫がいる感じはしているが、なるべくスクロール操作は左手で行い、右手でホイールを使うようにするのが私にはちょうど良いようだ。
まだ慣れていないスクロール操作に慎重になってしまっている分、最初は作業効率が落ちるかなと心配していたが、今のところ時給が顕著に下がるほどではない。
マウス選びに悩んでいて高額ギャンブルに出てもよい、と思っている方は他の口コミやレビューなども参考に(Pro3以外のタイプもあるので)RollerMouseを検討してみてはどうだろうか。
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