「聴くだけで自律神経が整い耳がよくなるCDブック」という本

あぁ、母は耳が遠くなったな~、と80代に突入してしまった母としゃべるときに思っていたあの頃。

私の声があまり大きくないのもあるかもしれないが大きな声ではっきりしゃべらないと母には聴こえていない、ということが増えてきていた。

補聴器は使いたくないとのことだったが、親族で集まったときに会話に入ってこないでぼぉっと座っているように見える母を見ると心配になっていた。たぶん周りの会話の内容がはっきり聞こえていなかったのだと思う。テレビを見ていても聴き取れないことが結構あるようだった。聴力の衰えは認知症の要因と言われているし気になる問題であった。

そんな中、パルシステムのカタログなどで耳がよくなるトレーニングに関する本を見かけて気になっていたのだが、先日母の家に行くときに本屋に立ち寄ったら「聴くだけで自律神経が整い耳がよくなるCDブック」というのを見つけたので買ってみた。

早速母の家にあるCDラジカセで一緒に聴いたのだが・・・。

まず最初に録音されている「耳の老化度チェック」で自分の耳の老化度を知ってから、CDを聴きながら聴力を鍛える、という内容になっている。もちろん本の解説も読んだ方が良さそう。ちなみに本の文字はとても少ない。

音量をものすごく上げないと母にはCDの解説の音声さえ聴こえなくて、まずそこから閉口してしまったのだが、なんとか上記チェックを実施したところ驚愕の結果が。いや、結果は母も私も年相応だったのだが、見事に自分の年代が聴こえるとされている音までしか本当に聴き取れなくて2人で笑って驚いたのである。お互いに年相応よりは若いつもりでいたらしい。

つまり、母は上の写真にある「1つ目」の音(周波数4000ヘルツ)しか聴こえず、私は「5つ目」の音(周波数12000ヘルツ)までしか聴こえなかったのだ!母には聴こえず私には聴こえる2~5つ目の音を母が聴き取れないことが私は信じられなかったし、6~8つ目の音は、どんなに音量を上げても私も聴き取れなくて本当にショックだった。耳の老化というのは誰にでも必ず訪れるものなのだろうか。このCDが必要なのは私だったのかもしれない・・・。

 

 

 

 

 

 

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