オーストラリア旅行の準備~現金/カード編

本記事はオーストラリア旅行に必要なお金の準備についてまとめたものである。オーストラリア旅行を予定している方の参考になれば幸いである。保険・ビザ・通信手段・持ち物の準備については、別記事「オーストラリア旅行の準備~保険・ビザ・通信手段・持ち物編」をご参照いただけると嬉しい。

オーストラリア旅行ではカード持参により豪ドルの現金はほぼ不要

オーストラリアに行く場合、海外で使用可能なVISA又はMastercardのクレジットカード又はデビットカードがあれば現金はほぼ不要だろう。現金があれば便利なときもあるし安心感が得られるかもしれないが無くても大して困らないと思う。どうしても不安な人は出発前に数万円分だけ豪ドルの現金を準備しておけば良いだろう。

シドニー旅行のときも「オーストラリアではクレジットカードやデビットカードがほとんどどこでも使える」という事前情報を参考に準備をした。とはいえ、実は慎重派の夫が豪ドルの現金を日本の銀行で事前にいくらか用意し、私も手持ちの豪ドルの現金を少しだけ持参。旅行を終えてみて思ったのは、現金は無くてもやはり大丈夫だったということ。

現金をたくさん持ち歩くと盗難のリスクが増える。最近は海外旅行障害保険でも「通貨盗難補償特約」という、現金を保障してくれる特約が付けられるものもあるようだが通常の「携行品損害保険」では現金は保障されないので現金はできればたくさん持ち歩きたくない。

また、現金の両替手数料も高い。

再訪問の予定がなければ使い道のない現金を旅の終わりまでに使い切らないともったいないと思うことにより結局最後に空港でやたら買い物をしてしまう人も多いだろう。

タクシーもほとんどがクレジットカードで支払い可能だ。たまにタクシー内の機械が壊れていて使えないときがあるのでタクシーに乗る前にクレジットカードでの支払いが可能かどうかを運転手に確認すればなお安心だ。ただし、タクシーでのクレジットカード利用には手数料が若干かかる。両替手数料や現金があまったときのことを考えればこの手数料は微々たるものだと思うが、手数料を引かれるのが嫌な場合はタクシーに使う分の現金を準備しておくと良いだろう。タクシーの大体の料金はこちらのサイトなどでも調べられる。

何らかの理由でどうしても現金が必要になったときは現地のATMで、クレジットカードのキャッシングかデビットカードによる現金引出を利用すれば良い。最近は銀行などで両替するよりも手数料が安く済むことが多い。ただしキャッシングには利子がかかるので利用後になるべく早めに繰り上げ返済をして利子を低めに抑えることを忘れずに。

オーストラリア旅行を機にクレジットカード/デビットカードを作るなら何がおすすめ?

海外旅行用にクレジットカードをこれから作るのであれば年会費無料のEPOSカードや楽天カードなどが便利だと思う。他にも良いカードは色々あると思うが、両方とも私も使っており下記の理由によりおすすめできるからである。

クレジットカード複数持ちのメリット

EPOSカードと楽天カードは両方とも年会費無料でも海外旅行傷害保険が付いていて、それぞれの補償額は合算することができる。つまり、海外旅行傷害保険が無料で付いているクレジットカードを複数所有すると海外旅行傷害保険にかける費用がかなり抑えられるというメリットがある。

また、海外旅行中にクレジットカードを使用することにより不正利用防止用ロックが勝手にかかってしまい使えなくなることがある。クレジットカード(片方がデビットカードでもOK)を複数持っていれば仮に片方のカードがそうなっても別のカードがあれば困らない、というリスクヘッジにもなる。

以前は盗難が怖くて海外旅行に余計なカードは持参しない方針だったが、シドニー旅行のときに夫のクレジットカードが上記のロックにより使えなくなる事件が発生したので、次回からは少なくとも2枚は持参しよう、と私は思っている。

人生で最初に作った年会費無料のセゾンカードをこれまで長年使ってきたが、セゾンカードには海外旅行傷害保険が付いていないので、上記シドニー旅行の後に3枚目のクレジットカードとなる楽天カードを作った次第である。

EPOSカードがおすすめな理由

丸井で買い物をすることが多かった時代に作ったEPOSカード。会員になると「マルコとマルオの7日間」開催期間中の丸井での買い物は10%割引になる。入会金も年会費も無料。「マルコとマルオの7日間」は春、夏、秋、および冬の年4回開催される。この期間中に丸井で高めの買い物をするときに「今日入会していただければ10%割引でご購入いただけます」と言われて加入する人も多いだろう。私もその一人だ。

なお、私は普段のスーパーでの買い物やネットショッピングなどに現金ではなくEPOSカードを頻繁に使用していたのでゴールドカードへの変更に無料招待された。招待に応じてゴールドカードに変更すれば年会費無料のままゴールド会員になれ、その特典が利用できてしまうのでお得感がある。

丸井であまり買い物をしなくなってからでもEPOSカードを解約しないで使っているのはネットショッピングでポイントが比較的ためやすく年会費無料なのにゴールド会員の特典が良いからである。

通常のポイント還元率は200円につき1ポイント(1円相当)とあまり高くないが「たまるマーケット」経由で買い物をすればポイントが数倍になる店舗が多いのでポイントは貯めやすい。

特にVISA付きのEPOSカードには三井住友海上火災保険の海外旅行傷害保険の自動付帯や海外旅行用緊急デスクによるサポートなどの特典が無料で付いているところが魅力。台湾旅行のときはこれのおかげで自分は保険への別途加入が不要だった。シドニー旅行のときにはオーストラリアの医療費が高くEPOSカードの保険だけだと不十分だったので不足分を補う形で同じ三井住友海上火災保険の保険を申し込んだ。家族の分(別会社のカードを所有する夫の同様の不足分と子どもの分)も一緒に申し込んだのでファミリー割引も適用され割安だった。別途バラ売り保険を買うよりも安く済んだので助かった。

さらに、EPOSゴールドカード会員には空港ラウンジが無料で利用できるという特典があるのも魅力的。ただし、非会員である同伴者は家族であっても空港ラウンジ利用は有料だ。お子さんにクレジットカードを持たせるのは無理でも他の家族を紹介することで家族のゴールド会員を年会費無料のまま増やすことは可能である。

楽天カードがおすすめな理由

楽天カードは新規入会で5000ポイントがもらえる。たまに7000ポイントまたは8000ポイントがもらえるキャンペーンが開催されるのでそのときに入会すればさらにお得である。私も8000ポイント進呈キャンペーン中に入会した。

楽天カードはポイント還元率も高めで通常で100円につき1ポイント(1円相当)。今の銀行預金の金利を考えると、と~っても高く感じる。しかも楽天市場や楽天トラベルで買い物をすればポイント還元率が2倍以上になるのでお得だ。よって、最近は普段の食料品の買い出しなどにもEPOSカードではなく楽天カードを使うようになってしまった。生活費で稼ぐポイントはザクザクたまっていく。

楽天カードには海外旅行傷害保険ももちろん付いている。私のEPOSカードがVISAなので楽天カードはJCBにしている。

なお、私は楽天カードへの加入と同時に楽天銀行の口座も開設し、楽天カードの引落口座を楽天銀行の口座にしたので、楽天カードを楽天市場で利用したときのポイント還元率がさらに高くなっている。楽天銀行のキャッシュカードは、VISAのデビットカードとしても使えるものにしてある。VISAのタッチ決済機能付きなので、こちらの頁に載っているタッチ決済対応マークのあるリーダーを導入しているところでコンタクトレス決済(非接触型ICチップによる決済)が可能である。もちろん楽天銀行デビットカードの利用でも楽天ポイントが貯まる。

オーストラリアはコンタクトレス決済が特に進んでいる国なので店舗のレジや駅の自動販売機や自動改札などで見かけるリーダーにカードをかざすだけで決済ができる。シドニー旅行のときも、かざす方式のカードで支払いを済ませる現地の人を見て便利そうだな~と思っていた。楽天銀行での口座開設で自分も使えるようになり喜んでいる。日本の店舗のレジでもこのタッチ決済対応マークを最近見かけるようにはなったが、まだ使ってみたことはない。日本での浸透には時間がかかるかもしれないが海外旅行には便利な機能となっていくだろう。

なお、楽天カードに欠点があるとすれば、不正利用早期発見用に送られてくる利用速報メールというのがちっとも速報ではないところである。EPOSカードだとカード利用とほぼ同時に同様のメールが届くのだが楽天カードの場合は忘れた頃に届く場合が多く不正利用があってもすぐには気づけない可能性がある。まぁ滅多に起こらないことなので不要な人には不要なメールかもしれないのだが。

単に自分がたまたま使っていて満足している、という理由だけでEPOSカードと楽天カードをおすすめしてしまったが、他にも年会費無料で便利な特典が付いているクレジットカードは色々あると思うので、本記事をきっかけに色々比較検討していただければ幸いである。

関連記事:「夏休みの子連れ海外旅行にオーストラリア・シドニー旅行はおすすめ
関連記事:「オーストラリア旅行の準備~保険・ビザ・通信手段・持ち物編
関連記事:「オーストラリアのおすすめ土産
関連記事:「シドニー旅行のおすすめスポット

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください