本記事は、2019年8月に行ったシドニー旅行のときに私たち家族が実際に訪れた場所を中心にシドニー旅行のおすすめスポットを紹介するものである。シドニー旅行のおすすめプランをお探しの方の参考になれば嬉しい。
シドニー旅行をおすすめする理由については別記事「夏休みの子連れ海外旅行にシドニー旅行はおすすめ」を、準備については別記事「オーストラリア旅行の準備~現金/カード編」と「オーストラリア旅行の準備~保険・ビザ・通信手段・持ち物編」を、お土産については「オーストラリアのおすすめ土産」も良かったら参考にしていただきたい。
まえおき:観光前に知っておきたいコーヒーの注文の仕方と飲料水について
日本では普通のドリップコーヒーはオーストラリアではほとんどなく、全てのコーヒー飲料がエスプレッソをベースに作られていると思ってよいらしい。
ドリップコーヒー程度の濃さのブラックコーヒーが飲みたい場合はエスプレッソをお湯で割ったLong Blackを注文するのが良いだろう。カフェラテ派はFlat Whiteを注文すればOK。
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あと、日本のようにあちこちに自動販売機があるわけではないので水分補給のためにペットボトルの水を持ち歩きたい方が多いと思う。ペットボトルの水をファストフード店や売店などで買うと1本$3ぐらいするので予めスーパーで家族分をまとめて買っておくと重宝するだろう。なお、水道水は飲めることになっているので、お口やお腹に合うようなら水筒やボトルに入れて持ち歩くことも可能だろう。
シドニー湾の絶景が楽しめるウォーキングならハーバーブリッジ
ハーバーブリッジからは世界遺産であるオペラハウスを含むシドニー湾の絶景が見渡せる。
この橋には電車用の線路や自動車用の道路もあるが、東側、すなわち、シティー側から橋を見て右側、には無料で通行できる歩道が設けられている。つまり、ハーバーブリッジは徒歩で渡ることもできるのだ。15分~30分ぐらいで渡れる人が多いだろう。
この歩道には橋の南側(シティー側)からも、北側からもアクセス可能だ。
南側(シティー側)から歩道へはThe Rocks(下記参照)のCumberland Streetにある階段から上がることができる。The Rocksの最寄り駅はCircular Quay駅かWynyard駅である。
北側から歩道へはMilsons Point駅から歩いて行ける。歩道に入るとこんな感じ。
なお、こちらの記事によれば橋の南側にも北側にもエレベーターが設けられているらしい。ベビーカーでも車椅子でも歩道で橋を渡れるということになる。ただ、エレベーターが故障していると困るので事前にエレベーターの使用可否についてこちらの連絡先に確認しておくと安心かもしれない。
北から南に向かう、つまり、Milsons Point駅から橋を渡った方がシティーに向かって歩くため景色が良くなっていくようすが楽しめておすすめだ。写真はハーバーブリッジから撮影したもの。
空気がきれいな朝のうちにウォーキングを済ませて、その後にMilsons Point駅から徒歩で行ける後述の遊園地「ルナパーク・シドニー」に寄るなら南から北に向かって渡るのが良いだろう。
ハーバーブリッジには4つの塔(pylons)が建てられている。そのうち南東にある塔、つまり南側(シティー側)にある2塔のうち歩道に近い側の塔は歩道から入場して展望台まで登ることができる。有料ではあるが時間に余裕があれば寄りたいスポットだ。
ハーバーブリッジの歩道を歩いていると電車が横を通る可能性があるので鉄道好きなお子さん連れの家族にも橋を歩いて渡るのはおすすめである。帰りは電車で渡って「さっき歩いた歩道が見えるよ~。」なんていう会話もできる。
高いところが好きな方はハーバーブリッジの鉄骨(?)を歩いて登るツアーBridge Climbもある。比較的風が強い日でも催行しているので驚く。Bridge Climbの詳細はこちら。料金は1.5時間コースと2.5時間コースと3.5時間コースとがあり、いずれも数百ドル。Pylonへの入場料や写真代も含まれている。私は参加したことがないが、お金と時間に余裕があり高い所が好きな方は楽しめるのではないかと思う。
子連れにおすすめの遊園地ルナパーク・シドニー
東京でたとえると荒川遊園のようなこじんまりとした子連れにはちょうど良いサイズの遊園地がルナパーク・シドニーである。当時小学校3年生だったわが子にもちょうど良いアトラクションが多く十分楽しめた。
脚長の人が寄ってきて写真を一緒に撮れるようにしてくれたり。
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いかにも遊園地らしいゲームコーナーも色々あり。
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雨の日に屋内で小さなお子さんとも楽しめるConey Islandという建物の中にはこのような滑り台があり、麻の袋に入って滑り降りることができる。うちは夫も息子も一人乗りと二人乗りをそれぞれ1回ずつしただけて懲りてしまったぐらい結構スリルがあるらしい。
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綿菓子屋さん。本格的なゴーグルをして頭や顔を含む身体中に綿が絡まっている女性が懸命に作ってくれるので見ているだけで楽しい。
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ルナパークの中のカフェテリアは高いだけでいまいちかと思いきやランチもコーヒーも意外においしく家族で長時間の滞在も楽しめると思う。
こちらは私が頼んだサラダ。マンゴーのピクルスのようなものがのっかっていてかなり強烈な味だったが無事完食。
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こちらは家族が頼んだサンドイッチ。
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シドニー在住の親戚親子が頼んだパスタとイカリングフライ。
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ここで買ったカフェラテ(flat white)もおいしかった。
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シドニーのシティーで散歩なら外せないのはザ・ロックス(The Rocks)
ちょっと変わった物を探している買い物好きな方なら外せないのはThe Rocks。最寄り駅はCircular Quay駅である。シティーからGeorge Streetを北上して歩いて行くこともできる。
The Rocksには昔ヨーロッパからの入植者が築き上げた古い街並みが残されている。マーケットや画廊や博物館(The Rocks Discovery Museum)や美術館(Museum of Contemporary Art Australia)やレストラン・カフェや歴史あるパブなど色々楽しめるものがある。自転車の貸し出しやツアーもある。
シドニーの動物園といえばタロンガ動物園
子連れなら外せないのはタロンガ動物園。定番のコアラもカンガルーもちゃんといる。
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私達は宿泊先がシティではなかったので行きはバスで行ったが帰りはフェリーに乗った。サーキュラーキー(Circular Quay)駅からフェリーでたったの12分なので乗り物酔いし易い息子でも酔い止め無しで大丈夫だった。フェリーは約30分置きに出ている。
動物園の入場券はCircular QuayのWharf 4のチケット売り場でも買うことができる。
タロンガ動物園は動物観察や絶景も楽しめるがアスレチックWild Ropesという施設が園内にあって、かなりスリルがありそうなコースを大人が楽しそうに挑戦していた。子ども用のコースもあり3歳以上であれば参加できるらしい。
写真は私が好きなウォンバット♪
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シドニーでコアラやカンガルーともっと触れ合いたいならコアラパークやフェザーデールパークがおすすめ
タロンガ動物園でも有料で予約をすればコアラとの記念撮影ができるが、もっとお手軽にコアラやカンガルーなどのオーストラリア特有の動物と触れ合いたい人はコアラパークやフェザーデールパークがおすすめだ。
コアラパークはこじんまりとしているが、あまり混雑していないし、のんびりしていて良い。コアラのプレゼンテーションはもちろん、ディンゴ(オーストラリアの野犬)や爬虫類のプレゼンテーションもあり、羊の毛刈りショー、子羊の餌やり、BBQ施設、もある。
フェザーデールパークはコアラパークよりも規模が大きく動物の種類も多く動物との触れ合いにもいろいろなプランが用意されていて観光客には人気のようだ。より商業化されている感じで色々体験するにはそれなりにお金もかかりそうだ。
なお、後述のダーリング・ハーバーにもワイルドライフシドニー動物園がある。私は行ったことがなく評判もわからないが、こちらも楽しそうである。
世界遺産のブルーマウンテンズ(Blue Mountains)国立公園
少し遠出をして大自然を満喫するなら世界遺産でもあるブルーマウンテンズ国立公園がおすすめだ。シドニーに行くなら外せない観光スポットと言えるだろう。
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英語に自信が無い方や子連れには有難い日本語ガイド付きのバスツアーもある。
私たちが今回利用したのはHISの海外オプショナルツアー予約サイト経由で事前に予約&支払いができるジャックさんの日本語ツアー。友人が利用して子どもが楽しんでくれたと絶賛していたからだ。同じブルーマウンテンズ行きでも複数種類のツアーがあるしガイドは人気のジャックさんに当たるとは限らないが、たぶんどの方に当たっても楽しいのではないかと思う。
私たちが利用したツアーのツアー名は「ジャックさんのブルーマウンテン +キングステーブル&ルーラツアー」。日帰りツアーである。朝の集合時刻は7:20と早めだったが早起きして行く価値は絶対あると思う。
大人 × 2+子供(2~12才) × 1でツアー代金は20,490円だった。
私たちが泊っていたホテルはシティではなかったので頑張って早起きしてシティにあるヒルトンホテル(指定された集合場所)まで電車で行った。下は早起きしたときにホテルの窓から撮影した朝焼けの写真である。
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シティを出発したバスが途中で一回公衆トイレに寄った後、最初に連れて行ってくれたのがWentworth Fallsという町にあるFlat Rock。Flat Rockは2013年よりLincoln Rockに改名されたがガイドさんいわく今更Lincoln Rockと呼ぶ人は少ないらしい。
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その名の通り平らな岩壁から絶景が見られるのだが、その岩の端っこが結構薄く、大人数で乗ると折れてしまいそうだし、端っこに立ってインスタ映えのする写真を撮るのは結構勇気がいる。その日は風も強く、吹き飛ばされたら落下する可能性もあったため、端っこに座って脚をぶらんぶら~ん、は怖くてできなかったがガイドさんが家族写真を何枚か撮影してくれた♪
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その次はエコーポイント展望台にて奇岩スリーシスターズを見学。
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その後トイレに行っても売店に寄る時間ぐらいはあったので軽食をささっと食べることぐらいはできたと思う。私たちはここで持参したシリアルバーをバスの外で食べた。
その後は、シーニックワールドへ。スカイウェイ、レイルウェイ、スカイウェイ、の3種類の乗り物を使って絶景を楽しむことができる。乗り物のチケット代は既に支払い済みのツアー代とは別にガイドさんに現地で現金で支払うようになっている。チケットはガイドさんがまとめて買ってくれる。乗らないという選択肢ももちろん用意されているが、お子さんがいたらまず乗りたいと言うだろう。
写真はレイルウェイ。
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その次は、ルーラという街へ。そこでの自由行動時間にはガイドさんおすすめ&希望者にまとめて購入の名物ミートパイを食べながら休憩し、街をぶらぶら。
予定通り夕方前にはシティに戻り、ダーリングハーバーかロックスで解散。私たちはロックスで下車した。
今回のガイドはクリスさんというオーストラリア人の男性だった。とても明るく日本語も十分上手だった。日本で暮らしていたことがあるらしく日本のこともオーストラリアのことも詳しい。単に観光名所を巡るだけでなく、各地に関する興味深い情報をちゃんと事前に勉強していて、それを面白おかしく伝えてくれ、特に行きのバスではずっとしゃべりっぱなしだった。
帰りのバスでは寝ている人も多くしゃべりっぱなしではなかったが、ツアーの終わりが近づいてきた頃、グルメ案内をしてくれたのも実に良かった。その晩の予定を一組ずつ聞かれ、その予定の場所から近いクリスさんおすすめのレストランと行き方を教えてくれたのだ。このとき教えてくれたレストランに実際に行ってみたのだが本当に素晴らしくて楽しい時間が過ごせたので有難かった。
なお、ブルーマウンテンといえば、鍾乳洞も有名で、ぜひ行きたい場所なのだが、今回は時間の関係で行けなかった。鍾乳洞はかなり遠いので日帰りツアーもあるが12時間前後と長時間のツアーになってしまう。スケジュールに余裕があれば泊りがけのツアーで行くことをおすすめしたい。
ダーリング・ハーバー
シティーから歩いていける海辺の地区ダーリング・ハーバーにはたくさん観光スポットがある。ワイルドライフシドニー動物園もシドニー水族館もオーストラリア国立海洋博物館もあるし、グルメやショッピングも楽しめるし、宿泊施設も豊富にある。海辺のお洒落なレストランで食事を楽しみたい方には最適だろう。
フィッシュマーケット
お魚と料理が好きな方におすすめなのはフィッシュ・マーケット。新鮮な魚が手に入るのでキッチン付きの宿泊施設に泊ってオーストラリアのシーフードで手料理を作って楽しむこともできる。
まとめ
主に家族向けのおすすめ観光スポットを紹介したが、少しでもシドニー旅行の計画のお役に立てたら幸いである。
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